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システム戦法編 5.資金マネージメントの種類 Part1

今まで様々なマネージメントが編み出されてきました。以下では、代表的な資金マネージメントを紹介させていただきます。しかし残念ながら、どの資金マネージメントを使ってもハウスエッジを超えることは不可能です。

まずこのページでは、オープンエンド型システムについて解説させていただきます。

オープンエンド型システムとは、負けたらその分を必ず取り返す戦法です。

しかし、このシステムは負けが続くとこの上ない悲劇に陥りますので、予めどこまで負けたら終わりにするかのデッドラインを設けておくことが非常に大切です。

(1)マーチンゲールシステム

倍々法として有名な戦法です。典型例はルーレットの赤・黒です。最初に1単位を赤か黒に賭けます。

勝てば1単位の利益が出て終了です。負ければ、今度は倍の2単位でまた赤か黒に賭けます。

また負ければ、今度はさらに倍の4単位でまた赤か黒に賭けます。勝つまで賭け金を倍々にしていきます。

しかし、負けが10回続くと、次の賭け金は1,024単位にまで膨れ上がります。机上の空論と言われるのはこのためです。

投資回数123456789101112
賭け金額124816326412825651210242048
累計金額137153163127255511102320474095

このマーチンゲールの応用として、負けたときに(前回の賭け金+1)の2倍を賭けるというグランマーチンゲールシステムがあります。勝てば、賭けの回数分だけ利益を得ることになりますが、マーチンゲールシステム以上に危険です。

(2)ココモシステム

マーチンゲール戦法があまりに資金が膨らむので、その点を改良した戦法です。それでも負けが続くと賭け金がどんどん膨らんでいきます。基本は、賭け金=前々回の賭け金+前回の賭け金とします。

投資回数123456789101112
賭け金額1123581321345589144
累計金額12471220335488143232376

※賭け金額=前々回の賭け金+前回の賭け金、損益分岐オッズは約2.7倍になります。

賭け金=前々回の賭け金+前回の賭け金とするのが基本ですが、賭け金=2回前の賭け金+前回の賭け金とするなどの亜流があります。同様の算定式で、いくつでも作ることができます。

投資回数123456789101112
賭け金額1112346913192841
累計金額12358121827405987128

※賭け金額=2回前の賭け金+前回の賭け金、損益分岐オッズは約3.2倍になります。

(3)キャンセレーションシステム(ラビーシステム)

(a)、(b)は1回の勝ちで、今までの負けをすべて取り返そうとするものだったので、負け続けると賭け金は、指数関数的に膨れ上がっていきました。

対してこの戦法は、1回の勝ちではなく、何回か勝ちを積み重ねることによって、徐々に負けを取り戻していき、最後にはすべての負け分を取り返そうとする戦法です。

賭け金の増加の仕方は緩やかになりますが、その分長期戦になります。

なお、モンテカルロシステムもこの戦法の一つに数えられます。

※数列の作成方法

  • 任意に数列を作ります。例(1,2,3,4)
  • 後の数字は前の数字と同じか大きい数にします。→(1,2,3,4)はO.K.ですが、(1,3,4,2)はN.G.です。
  • 隣同士の数字の差は、必ず右側の方を大きくします。→(1,1,2,4,7)はO.K.ですが、(1,5,6,7,7)はN.G.です。
  • 賭け額=数列の最初の数+数列の最後の数。例1+4=5
  • 負けた場合は、賭けた数を数列の最後に追加します。例(1,2,3,4,5)
  • 勝った場合は、数列の両端から(オッズ-1)個ずつ、合計2(オッズ-1)個の数字を消します。
  • 数列が消滅すれば終了です。

なぜ、勝つごとに、数列の両端から(N-1)個ずつ、合計2(N-1)個の数字を消していくのでしょうか?

キャンセレーションシステムでは、数列の両端の和を賭け金とします。たとえば、数列を(1,2,3,4)としますと、賭け金は1+4=5となります。

これを2倍のオッズで的中させれば、払い戻しは10です。賭け金の5を除いて、5の利益が出ています。利益が出た5を使って、両端の1と4を消すことができるのです。

では、3倍の場合はどうでしょうか?賭け金5で3倍のオッズですから、賭け金の5を除いて、10の利益が出ています。これで、両端の1と4と端から2番目の2と3の合計4つの数字を消すことができるのです。これがモンテカルロ法といわれる戦法です。

オッズが2倍の場合は、1回の勝ちで数列が2つ消えますので、理論上1勝2敗(勝率約33%)を少し超えるペースでいけば、数列はすべて消えることになります。

しかし、たとえばルーレットで赤が10回連続で出たなんてことはザラにあります。安易に使用しますと、数列があっという間に膨らんで、修復不能な事態に陥ることになります。やはりデッドラインを設けることは大切です。

(4)ダランベールシステム(ピラミッドシステム)

1単位から賭けを始め、勝ったら1単位減らし、負けたら1単位増やしていく戦法です。賭ける数がゼロになれば終了です。終了時にいくらかの利益が出ているはずです。原則として2倍のオッズでこの戦法を使います。

キャンセレーションシステムと同じで、1回の勝ちではすべて回収できません。賭け金の増大の仕方は緩やかになりますが、やはり長期戦になります。

(5)オスカーズグラインドシステム

1単位から賭けを始め、勝ったら1単位増やし、負けたら前の回と同じ単位を賭けていく戦法です。シリーズで利益が出れば終了です(プレスマイナスゼロでも終了させた方がよいでしょう)。原則として2倍のオッズでこの戦法を使います。

ダランベールシステムとは違って、勝ったときに賭け金額を増やすので、バンクロールが多いときに賭け額が増えることになります。

また、負け続けても1回あたりの賭け額は増えないので、精神的にはオスカーズグラインドシステムの方がよいかもしれません。

ダランベールシステム、オスカーズグラインドシステムともに、ストリーク(一方に勝ちが偏ること)に強いマネーシステムです。

(6)31システム

(1,1,1,2,2,4,4,8,8)という数列を使用します。この数列を構成する数字の合計が31であることから、31システムと呼ばれています。原則として2倍のオッズでこの戦法を使います。

最初は数列の最初の数字である1単位を賭けます。勝てば、その時点で終了です。新たなシリーズを開始します。

負けた場合、数列の次の数字を賭けます。最初に負けた場合、2番目の数字である1単位を賭けます。2回目も負けたら3番目の数字である1単位を、3回目も負けたら4番目の数字である2単位を賭けます。

数列の途中の数字を賭けていて勝った場合、次の回は、その賭けた数字の2倍を賭けます(ダブルベット)。たとえば、5回目で勝った場合は、次は2単位の2倍である4単位を賭けます。

このダブルベットに勝てば、シリーズを終了させます。ダブルベットに負けた場合は、数列の次の数字の単位を賭けます。たとえば、5回目のダブルベット4単位で負けた場合、次の回は数列の6番目である4単位を賭けます。

数列最後の8単位で負けた場合は、この時点でシリーズを終了させ、新たなシリーズを始めます。

複雑に見えますが、実際に賭けてみると簡単です。

数列最後の8単位で負けた場合、いったんシリーズを終了させるので、厳密にはオープンエンド型システムではありません。

しかし、マーチンゲールシステムの緩和版ともいうべきものなので、ここで紹介させていただきました。

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