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システム戦法編 10.ヒットエンドラン

長期間プレイすれば、すなわち充分な試行回数を経れば、必ずハウスエッジの前に敗れ去ることになります。これは絶対の真理でしょう。

しかし、逆に言えば、試行回数が充分でない短期間では勝つことも充分あり得るわけです。勝ち逃げすることができるのです。

そしてもし勝ち逃げを繰り返すことができたら、その人は勝者であり続けることでしょう。

それとも、やがて必ずハウスエッジが顕在化するから敗れるときが来るのでしょうか?

ここで考えてみてください。

ハウスエッジが顕在化するのは、具体的にはいったいいつなのか?

どのゲームでも構いません。たとえばルーレットであればいつになったらハウスエッジが顕在化するのでしょうか?

1,000回でしょうか。10,000回でしょうか。この問いに対する明確な解答は・・・・・おそらくないでしょう。抽象的に「充分な回数」と答えるほかないからです。

それに、たとえばルーレットで10,000回プレイして、たとえ赤・黒がイーブンに出現しても、マネーマネジメントシステムで上手くプラスにすることも不可能ではありません。

マーチンゲール方式、キャンセレーション方式、はたまたミニマムリスクハイリターン方式、なんでも構いません。

たとえ1ドルでも勝ちは勝ちです。1ドル勝つくらいなら、可能と感じるのではないでしょうか。

数字で示せば、マーチンゲール法の場合、6回目までで勝ち逃げできる確率は約98.2%になります(別にマーチンゲール法を用いよと申し上げているわけではありません)。

つまり、勝ち逃げを繰り返すことも不可能ではないかもしれないのです。大数の法則が顕在化しない、すなわちハウスエッジが顕在化しない短期間で勝負することが大切なのです。

ただし、もちろん短期間の勝負で負けることもあります。大数の法則が顕在化しない短期間の勝負の場合、ハウスエッジではなくツキ(統計上のゆらぎ)がポイントとなるわけですが、このツキはどちらに転ぶか分からないからです。

勝つときも負けるときもあります。ゆえに、勝てるときに大きく勝って利益を計上していかなければなりません。そしてこのことを積み重ねることが理想となります。

勝てるときに大きく勝って、負けるときには小さく負けることを常日頃から心がけていかないといけません。

でも、これがなかなか難しいのです。負けているときは、誰もが頭に血が上ると思います。ここで頭を冷やせるかどうかが勝者と敗者の岐路となるのです。

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