著者:安部譲二
出版社:角川春樹事務所
本体価格:460円
管理人が思うに、著者は日本一のギャンブラーでしょう。この本は主に競馬について書かれていますが、ギャンブル全般にとても役立つ本です。
谷岡先生は客観的な分析について述べていらっしゃいますが、安部先生はギャンブラーの心理について述べていらっしゃいます。どちらも大切です。確かに長期的にはギャンブルで勝つことはできないでしょう。控除率と大数の法則の前に絶対にわれわれは敗れ去ります。
しかし、充分な試行回数が行われていない短期ならどうでしょうか。その短期的に勝てる可能性を探求するのに、この本はたいへん役立ちます。
第2章「カジノで勝って喜ぶ者になれ」のところで、「「大勝ち」より「大敗しない」を心掛けよ」、「「熱くなること」が大敗への道」、「「ツキ」を感じたらエゲツなく攻めるべし」、「喧嘩と博奕は”ツラ”を張れ」、「金と時間の勝負になったらプロにはかなわない」などなどたいへん含蓄のある言葉が紹介されています。
でも、実際にプレイしていると熱くなって、最後は壊滅してしまうのです。頭で分かっていても、なかなか行動できないもどかしさを感じます。特に負けたときに、この本をよく読み返します。
著者:松井政就
出版社:集英社
本体価格:660円
著者はかなりのカジノフリークで、ラスベガスに何度も行っていらっしゃいます。もちろん回収率や控除率の基礎的な理論もふまえて、カジノを実践されていらっしゃいます。この本にはその体験記が掲載されていて、大いに唸らされます。この本も何度も読み返しています。
統計では確かにツキのメカニズムは説明できるでしょう。でも、その「ツキ」がなぜ「いま」「その人に」起きているのかは説明することは困難です。
たとえば宝くじを、それこそ何百万人の人が買えば、誰かは3億円が当たるでしょう。しかしながら、なぜその人が3億円当たったのかは説明が困難なのです。
実践を伴わない理論はあまりに空虚です。実践が大切だということを思い知らされる本です。