株式で損失を出す人が多いと聞きますが、なぜ損失を被るのでしょうか。
株式市場に投資する限り、マーケットリスクを負うのはやむを得えません。問題はユニークリスクです。
つまりたとえば、ある一社の株式だけに集中投資すれば、倒産などのその会社特有のリスクまで背負うことになります。株式で分散投資が進められる所以です。
究極の分散投資は、全部を買ってしまうことです。「TOPIXという株ををください。」というのは冗談にしても、TOPIX連動型の投資信託でほぼ達成できることになります。
株式にもハウスエッジが存在します。それは手数料です。株式を購入しますと、証券会社が手数料を徴収します。個人で直接株式の売買をすることはできませんので、手数料を徴収されることはやむを得ません。
そのハウスエッジを低くするには、売買の回数を減らすしかありません。つまりデイトレーディングのように頻繁に売買を行わないことです。
投資信託であれば、積極型ではなく消極型のものがハウスエッジを少なくしてくれます。消極型の投資信託には、インデックス型とETF(上場投資信託)があります。
聡明な皆さんは効率的市場仮説をよくご存知でしょう。つまり、インサイダー情報を用いない限り、マーケットを打ち負かすことはできないのです(もちろんインサイダー取引は禁止されています)。
ところが、世の中には自分が預言者であると勘違いしている人がいます。テクニカル分析に頼るチャート屋が典型例でしょう。テレビや雑誌で、「この株は買いだ!」とかのたまわっている評論家も預言者を目指している方です。
信じる信じないは自由ですが、信じる者は救われるどころか、足をすくわれることにもなり兼ねませんので、充分お気をつけください。
同名の本がありますので、詳しくはそちらをご覧いただくとして・・・・・
積極型の投資信託の案内には、「優秀なプロのファンドマネージャが運用」云々の文章が飾られています。
では、その優秀なプロ同士が株式市場で戦ったらどうなるでしょうか?
幸運にも勝ったとしても、勝ち続けることは可能でしょうか?
これらを考えますと、積極型の投資信託のほとんどは、市場平均より劣悪な成績を残すこととなります。お調べいただくと分かりますが、現実にそうなっています。
総資産1兆円で船出したN証券の某看板ファンドは、2004年8月10日現在で約43%減となっています。高給取りのファンドマネージャーが12人もいる時点で、管理人なら絶対に投資しません。
確かに一部の投資信託は優秀な成績を残すかもしれません。しかし、それを事前に選択することは不可能に近いでしょう。
株式を購入されたことがある方ならお分かりになるかと思いますが、とにかく株の値動きが気になります。一日一日の上げ下げに一喜一憂する毎日です。
ですが、株は長く持てば持つほど、損をしなくなる可能性が高くなるのです。
「株式投資収益率'98」(日本証券経済研究所)によれば、1952年から1998年までの46年間を通してみると株式の平均収益率は年率14.5%もの高い率だったのです。
1年だけでみれば上下が激しいですが、連続する2年、3年、5年、10年でみていきますと徐々に上方に収束していきます。
つまり、「バイ&ホールド」こそ株で負けない極意なのです。それこそ株式を購入したら、忘れてしまうのがよいでしょう。
購入対象は、インデックスファンドかETF(上場投資信託)に限られます。連動性が高い点では、ETFに軍配が上がると思います。
日経平均連動型とTOPIX連動型がありますが、全部という点にこだわればTOPIX連動型です。
できれば、ドル=コスト平均法を利用して、時間をずらして購入するのが望ましいです。平均購入価格を下げることができます。
購入しましたら、株価のことは一切気にしないようにします。
負けないようにすること、また慌てないようにすること、これらはカジノゲーミングにも共通することではないでしょうか。