アブラハム・マズローが提唱した「欲求の5段階説」というのがあります。
| 段階 | 欲求のレベル | 欲求の内容 | 満足のレベル |
|---|---|---|---|
| 5 | 自己実現の欲求 | 心の豊かさ、自分自身の充実 | 精神的満足 |
| 4 | 社会的承認の欲求 | 他者からの評価・賞賛、自尊心の充足 | |
| 3 | 愛情と所属の欲求 | 家や職場などで理解される、または受け止められる | |
| 2 | 安全の欲求 | 身の安全の確保 | 物質的満足 |
| 1 | 生理的な欲求 | 衣食住の確保 |
マズローによれば、まず人間は第1段階の欲求である生理的な欲求をを満たそうとし、これが満たされて初めて第2段階ので安全の欲求を満たそうとするということです。
つまり、下の段階の欲求が満たされないと上の欲求に移行しないということです。物質的な満足を得られないと、精神的な満足を得られないことになります。
この理論は実証的には疑問符がつくとされていますが、常識で考えると納得がいくのではないでしょうか。
そしてこのことは、オンラインカジノを初めとするギャンブルについても当てはまる気がします。
すなわち、物質的満足(=利益を計上すること)よりも精神的満足(=ゲームを楽しむこと)が高次に位置するのではないかということです。ここでいうゲームを楽しむことの中には、ゲームすることの面白さやストレス解消などの他に、知的チャレンジも含まれると考えます。
ポーカーでの駆け引きなどはまさに知的チャレンジといえると思います。プロセスを楽しみことができれば、人生に潤いをもたらすことができるかもしれません。
実は、ダークネスが考えていたことは、谷岡一郎先生が先に考えていらっしゃいました。「ビジネスに生かすギャンブルの鉄則」(日本経済新聞社)の195ページから201ページで述べていらっしゃいます。
201ページにたいへん印象的な文章が書かれていましたので、ここに記させていただきたいと思います。
「よくギャンブルを金儲けのみの目的で行う人がいるが、それでは楽しい人生を送ることはほとんど無理である。一定のお金が入ると、もっと多くの金を求める。そしてもっと多くのお金が入れば、もっともっと多くの金を求める。そのうち品格は下がり、顔つきまで下品になる。そして何より、いくら儲けても一番ベーシックな物質的満足でしかないため、本当の高次の楽しさには到達しないのである。」