著者:谷岡一郎
出版社:日本経済新聞社
本体価格:1,500円
ビジネスとギャンブルの類似性を論じ、ギャンブルの効用(というより必要性)を述べています。たとえば麻雀やポーカーでは高度な駆け引きを学ぶことができます。幼い頃からそれらに親しんでいた人々と外交というゲームで日本が戦っても敗れることは当然です。
ニッポンというポーカープレイヤーは、資金だけは多いがテーブルの上で手札を公開し、なおかつ将来の賭け額までも公表しているオメデタイ国なのです。ポーカーで尊敬されるプレイヤーは資金は少なくともタフなプレイヤーです。ニッポンというプレイヤーが賞賛を浴びないのは至極当然のことなのです。
また、マックスウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を紐解きながら、資本主義の誕生(勤勉・節約→蓄積→再投資)についての経緯が詳しく説明されています。
ここで、投資とはギャンブル的行為ですから、投資が善である以上、ギャンブルも善になるわけです。
ところが、残念なことに、日本ではギャンブルを頭から悪を決めつけている人が多いので、この「資本主義の精神」が失われつつあるのです。
著者は日本没落の根拠として次の3つを挙げています。
第一に、子供の目標が「東大に入る」などみみっちいものになっていること。
第ニに、安全第一(という名の結論先送り)がはびこり、勝負に出るべきときに勝負に出られないでジリ貧になって最後は負けてしまうこと。
第三に、筆記試験万能社会(つまり与えられた選択肢から一つの正解を導き出すことしかやってきていない)ゆえに自由な発想が生まれてこないこと。欧米では、優秀な人材であればあるほど、自分で会社を興したり、また中小企業に入って自らが会社を引っ張ろうとするそうです。
最後に著者は大切なことを述べています。それは、「負けを取り戻そう」とすることが最も危険だということです。
著者:谷岡一郎
出版社:中央公論新社
本体価格:660円
まずギャンブルホーリックについて言及しています。ここで、ギャンブルへのはまり度合いが高かった人は要注意です。あくまで自己責任ですが、気をつけましょう。
次に、ギャンブルに偏見を持ち感情的に反対する人々に対して、著者は冷静に理論的に反論を試みています。反対派の論を1つ1つ丁寧に検討し、反論しています。
最後にカジノ解禁論を、カジノを解禁したときの効果に触れながら、述べています。
著者:谷岡一郎
出版社:PHP研究所
本体価格:700円
谷岡先生はカジノ建設に賛成していらっしゃいます。そしてよくカジノについてよく研究していらっしゃいます。
この本では、日本にカジノができたときの法律の整備、管理の方法、経済効果などについて、詳しく論じられています。
もちろん社会的コストについても論じられていて、(4)に続き、ここでも偏見でカジノ反対を唱える人々に冷静で説得力のある反論を行っています。
カジノ初心者でも理解できるように、本の最初の方で、ラスベガスを始めとする世界のカジノの成功と発展について、実例を挙げて、説明がなされています。
「大人の社会は自己責任」なのですから、「禁止からコントロールへ」向かうべきです。禁止しているから、地下にもぐっているカジノ・バーなるものが闇組織の資金源になってしまうのです。
カジノ反対なら、同じギャンブルである競馬・競輪・宝くじ、そしてパチンコ・パチスロ(風営法上の遊技となっていますが、間違いなくギャンブルです)には、なぜ異を唱えないのでしょうか?