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パッシブ運用の優位性

2007年7月23日付け日経金融新聞の終面スクランブルに、「「ボーグルの愚行」今や主流 指数運用50年、優位性動かず」とのタイトルで記事が掲載されていました。今年はS&P500種設定からちょうど50年に当たる節目の年とのことです。

ボーグルとは、ジョン・ボーグルのことで、ローコストリーダーとして名高いバンガード・グループの創業者です。

彼が1976年にS&P500種連動型の投信を設定したときは、周囲から「ボーグルの愚行」と揶揄されました。パッシブ運用などつまらないというのです。

しかし、それ以来、パッシブ運用はアクティブ運用に勝ち続けてきました(日経金融新聞によるとバンガードの指数連動型投信の総収益率は年率12.2%、これに対してアクティブ運用の株式投信は10.9%とのことです)。

バートン・マルキール著「ウォール街のランダムウォーカー」とチャールズ・エリス著「敗者のゲーム」は、私のバイブルですが、どちらもパッシブ運用の優位性を、実証研究を以って証明しています。

もちろん理論的にもパッシブ運用の方が有利です(というかベストの手段になります)。これに関しては、ハリー・マーコビッツ、ジェームス・トービン、ウィリアム・シャープという世界最高級の頭脳(いずれもノーベル経済学賞受賞者)が導き出した現代ポートフォリオ理論(MPT)で証明されています。

理論的な話は省略しますが、結論はパッシブファンド(インデックスファンド)に投資しなさいということです。そのためには効率的市場仮説が前提となりますが、プロがしのぎ合う株式相場ですから、おおむね効率的といえると思います。

僅かに生じたアノマリーは、プロがあっという間にかき消してしまいます。私を始めとして一般投資家は、パッシブファンドを買いそのまま持っているだけでベストの投資ができるのです。

その前にアセットアロケーション(資産配分=どの市場に投資するか)が問題となり、これが投資の成否を8割方決めると言われています。

株式・債券・できれば不動産・さらに余裕があればコモディティに投資したいところです。問題は配分ですが、これには正解はありません。自分で適当に決めるしかないようです。

私の場合、株式については時価総額に応じて配分しています。つまり、アメリカが半分近く、ヨーロッパが3割くらい、日本が1割強、残りはその他の国々に投資しています。すべてパッシブファンドです。

しかし、日本は、最近株価が低迷気味なのでどんどん比重が下がっていっています。そのうち、日本の株式時価総額は、中国の株式時価総額に追い抜かれるかもしれません。

個人的には、日本にもっと頑張ってほしいですが、少子化の影響で国力は徐々に衰退していくかもしれません。寂しいことです。

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