昨年は、ディープインパクトの出走で日本でも大いに盛り上がった凱旋門賞(PRIX DE L'ARC DE TRIOMPHE LUCIEN BARRIERE)(G1)ですが、今年は各マスコミでもほとんど報道がなされていませんでした。
しかし、メンバー的には去年より今年の方がハイレベルだったと思います。
結果といいますと、2番人気のディラントーマス(Dylan Thomas、牡4、愛・A.オブライエン厩舎、K.ファロン騎手)が馬群中団から抜け出しアタマ差で勝利しました。2着には、ユームザイン(Youmzain)が入っています。
意外なことにA.オブライエン調教師は、凱旋門賞初勝利です。
1番人気に押された今年の英国ダービー馬オーソライズド(Authorized)は10着と惨敗してしまいました。前走の英インターナショナルSでは、ディラントーマスを破っていただけに今回の惨敗は不可解極まりないです。
また愛ダービー馬で今年のニエル賞をレコード勝ちしたソルジャーオブフォーチュン(Soldier of Fortune)は5着、そして同じニエル賞で1番人気ながら3着だった今年のパリ大賞典の勝ち馬ザンベジサン(Zambezi Sun)は8着でした。
ニエル賞に出走した馬は、過去10年で凱旋門賞8勝という好成績でしたが(昨年のレイルリンク(Rail Link)もニエル賞1着)、今年は古馬の壁に阻まれた形となりました。
ディラントーマスは、昨年の3歳時に愛ダービー、愛チャンピオンSの2つのG1を勝っています。そして、今年に入ってもガネー賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、愛チャンピオンSステークスと3つのG1を勝っていました。凱旋門賞で6つ目のG1を制覇したことになります。
欧米のG1はやたらと数が多いので、単にG1を勝っているからといって評価はできないのですが、 ディラントーマスの場合は、勝ったG1すべてが価値の高いものばかりです。
ですが、それでも私は、インヴァソール(Invasor)が近年の最強馬と思っています。引退が惜しまれます。同じく引退してしまったバーナーディニ(Bernardini)との対決を再度見てみたかったものです。その意味で、昨年のブリーダーズカップクラシック(G1)は、昨年のベストレースといってよいかもしれません。