本日2007年10月18日(木)付け日経金融新聞の国際面に「英AIM 資金流出の観測 政府の優遇税制撤廃案で」という記事が掲載されていました。
ロンドン証券取引所(London Stock Exchange)のベンチャー企業向けAIM市場(Alternative Investment Market)から資金が流出する可能性が出てきたとのことです。
来年4月から優遇税制が撤廃されるため、それまでに換金売りが集中しかねないからです。
現在は、イギリスの譲渡益課税は譲渡益の40%ですが、AIM市場の銘柄に関してはベンチャー振興の名目のもと、2年以上保有すれば譲渡益の75%が課税対象外になっています。つまり実質的な税負担は10%にとどまるのです。
改革案では、税率を18%にして、優遇税制をとりやめるというものです。そうしますと、優遇税制のあるうちに利益確定の売りを出してしまおうという動きにつながります。
つまり、上場企業の情報開示トラブルなどに揺れているAIM市場から一段と資金が流出しかねないことになります。
ネッテラー(NETELLER)は、このAIM市場に上場しています。株価は60ポンド付近から一時100ポンド付近にまで上昇し、現在は70ポンド付近となっています。
ベンチャー株は値動きが激しいですが、下方リスクも十分あることを知っておかなければなりません。