本日2007年10月19日(金)付けの日本経済新聞の6ページから7ページに「ブラックマンデーから20年 世界経済はどう変わったか」という特集記事が掲載されています。
1987年10月19日(月)、ニューヨークダウ平均が508ドルと22.6%も暴落しました。世界大恐慌に発展した1929年10月29日(火)は、タイムズ工業株価平均で13.24%でしたから、ブラックマンデーはそれ以上の暴落だったことになります。
また、ブラックマンデーの日、S&P500も前週末の282.25から201.50へと80.75ポイントも暴落しています。
では、そのときすべての投資家が破綻したのでしょうか。
20年を経て、S&P500は1500台に乗せています。つまり、買い持ち(Buy&Hold)していれば自動的に5倍以上になっていたわけです。
こういった暴落は長い歴史の中ではよくあることなので、とにかくあわてないことです。
ただし、買い持ちといっても、パッシブファンドの買い持ちです。先にS&P500は20年で5倍以上に膨らんだことを申し上げましたが、これはS&P500をずっと買い持ちした場合です。アクティブファンドでは、上がるものもあったでしょうが、総体で見てみればコストの分だけパッシブファンドに負けているはずです。
暴落の際にもあわてず、パッシブファンドを持ち続けること、これこそが資産を殖やすために有力な(それも圧倒的に有力な)選択肢となります。
もし「アメリカ合衆国株式会社」だけで不安であれば、「EU株式会社」、「エマージング株式会社」などもそれぞれの時価総額に応じてパッシブファンドを購入すればよいだけです。
株式だけで不安であれば、債券も同じようにパッシブファンドを買えばよいでしょう。
いわば「世界株式会社」と「世界債券」です。
株式と債券だけで私は十分だと思いますが、不動産も取り入れてよいと思います。それには「世界REIT」がよいでしょう。もちろんパッシブファンドです。
さらにコモディティもと申し上げたいところですが・・・・・まずインデックスがいくつかあります。さらに、より重要なポイントとしては、コモディティは、それ自身は利益を生み出しません。ですので、ここまで買わなくてよいかなとも思っています。
ちなみにブラックマンデーの話題に戻りますと、大暴落の原因はいまだはっきりしていません。
西ドイツが短期金利を高めに誘導したこと、アメリカ株が割高になっていたことなどが引き金をひいたようです。
一応、主犯扱いされたのは、プログラム取引です。株価が下がると自動的に損切りするようにプログラムされているわけですが、これが売りが売りを呼ぶ悪循環を招いたといわれているのです。このため、アメリカでは現在サーキットブレーカーを取り入れています。
それでも、今だから言えることなのかもしれませんが、私は市場の市場の自律的な調整だったのではないかと思っています。