本日2007年10月22日(月)付けの日経金融新聞36面スクランブルに「サブプライム、3つの教訓 ヘッジファンド謙虚に学ぶ」が掲載されていました。
記事中に、ヘッジファンドが今回のサブプライム問題で得た3つの教訓が書かれていました。これらはオンラインカジノにも応用できると思います。
教訓その1 「ボラティリティーは味方。ボラティリティーにレバレッジが加わったら敵」
今回、MBS市場の機能が停止した際に高レバレッジをかけていたことが災いとなったヘッジファンドがありました。
ボラティリティー、すなわち変動がなければ儲けられません。これはオンラインカジノも同じです。しかし、レバレッジをかける、すなわち借金をすればそれだけ損失を拡大させてしまう可能性があります。
余裕資金の範囲内で変動の大きなものに賭ける(ロングショットを狙う)、オンラインカジノに限らずギャンブルで儲けられるとしたら、この方法しかないのではないでしょうか。
教訓その2 「ある人の悪投資は別の人の好投資」
ヘッジファンド運用会社ポールソン&カンパニーは、昨年同社が設立した「クレジット・オポチュニティーズ・ファンド」で今年8月の1ヶ月だけで26.7%の総収益率を確保したそうです(年初から8月末までに運用資産は5倍に膨れ上がったとのことです)。空売り型のアンチ・サブプライムファンドであったことが奏功したようです。
オンラインカジノの場合、相手はカジノというかゲームのルールになりますから、他人の悪ベットを好ベットに利用することはできないかもしれません。「落ち向こうを張れ」というギャンブルの格言がありますが、これには理論的な根拠はありません。
ですが、オンラインポーカーのような相手がプレイヤー同士なら、これは成り立ちます。相手のミスにつけ込んでということ言い方が悪いですが、ギャンブルで勝とうとするならそうするしかないでしょう。
教訓その3 「横並び運用は危険」
今回、クオンツ運用ファンドが多大な損失を出したということです。各社が似通ったモデルを使用していたからです。
以前も、クオンツヘッジファンドの損失拡大(2007.8.15)で記載させていただいています。
みんなと同じものに賭ければ安心かもしれません。
しかし、それでは勝てません。安心するために賭けているわけではないのです。
オンラインカジノに限らず、すべからくギャンブルは他の人と同じことをしていては勝てないでしょう。
株式投資では、「人の行く裏に道あり花の山」、「麦わら帽は冬に買え」などといった格言が生きています。
ゼロサムゲームである限り、大勢の人と一緒に賭ければ当然取り分は少なくなります。逆に天邪鬼で少数に賭けていれば、勝ったときの取り分は大きくなります。
勝率は低くてもよいのです。1勝9敗でも1勝で9敗以上の利益を獲得できれば勝ちです。
勝つとは利益を上げることなのですから。