2007年10月31日(水)は、世界が注目するアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されました。
焦点はFFレートを利下げするかどうかです。市場予測では25ベーシスポイント(0.25%)引き下げるという予測が多かったようです。
結果は、市場予測のとおり25ベーシスポイント(0.25%)の下げとなりました。つまり4.75%のFFレートを4.5%に引き下げることになりました。併せて、公定歩合も0.25%引き下げて5%とすることになりました。
住宅部門の調整が強まっていることが理由でした。しかしながら、問題はインフレです。
声明を見ますと、食品とエネルギーを除いたコア物価は今年やや改善したとあります。しかし、最近のエネルギーと商品価格の上昇がインフレの新たな上振れリスクとなりうるとしています。
リセッション(景気後退)は防ぎたいですし、インフレは避けたい、二律背反の難しい調整です。今後もそれは続くでしょう。しかし、S&L破綻やブラックマンデー等の数々の金融危機を経験している米連邦準備制度理事会(FRB)ですから、微妙な舵取りも上手くこなしてくれると思っています。
なお、FOMCより数時間前に行われた日本銀行の金融政策決定会合では、無担保コール翌日物金利(オーバーナイト物)を0.5%に据え置くことを発表しています。
問題は、ドル円の為替相場です。
今のところはあまり反応せず、114円~115円で動いています。
アメリカの金利が下がってくると金利差で円高傾向になるといわれていますが、為替相場は金利だけで決まるものでもありません。
ただ最近は市場予想が年末までに110円など円高とするものが多いようなので、私は逆に円安になるような気がしています。もちろんどう振れるかは分かりません。