2007年11月15日(木)付けの日本経済新聞マーケット総合2欄の「大機 小機」というコラムに掲載されていた話です。
世界の投資家が指標として用いている代表的株式指数(おそらくMSCI World Index)によりますと、1989年末にシェア40%で世界一であった日本は、1997年には13%に後退し、さらに直近10年ではひとけたの9%にまでシェアを落としています。
1989年末・・・・・日本40%、北米34%、欧州・パシフィック25%、エマージング1%
1997年・・・・・北米48%、欧州・パシフィック32%、日本13%、エマージング7%
現在・・・・・北米45%、欧州・パシフィック35%、エマージング11%、日本9%
にもかかわらず、企業年金の株式投資内外配分は、国内6:外国4となっているとのことです。
つまりホーム・カントリーバイアスが強く働いているわけです。
では、平均収益率(円ベース)はといいますと、以下のようになっています。
1989年末から現在まで・・・・・北米10%、欧州・パシフィック6%、エマージング12%、日本-2%
1997年から現在まで・・・・・北米7%、欧州・パシフィック9%、エマージング15%、日本4%
円ベースですから、もちろん為替レートも考慮に入れています。
にもかかわらず、1989年末から現在までにいたっては、日本株はマイナス2%という惨憺たる成績です。
日本へのホーム・カントリーバイアスがかかるとせっかくの収益機会を逃してしまうわけです。
分散投資で、日本:海外を50:50とか60:40とか言われますが、グローバルな視点から見た場合、シェアを落としていく国に投資する価値ははたしてあるでしょうか。
もちろん今後はどうなるか分かりません。
ですが、私はパッシブファンドと同じ時価加重平均で投資するのがベターと考えています。つまり日本株は9%です。