ネッテラー(NETELLER)が2007年決算(2007年12月期)で巨額の損失を出すようです。予想によりますと、1億8570万ドルもの純損失(税引前)となるようです(2006年は1億700万ドルの純利益)。
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現在は円高なので、日本円に換算しますと約182億(1ドル=98円換算)となりますが、1ドル=110円でも約204億円と200億円を超える巨額の損失となります。
2006年10月に成立したアメリカのインターネットギャンブル規制法(the Unlawful Internet Gambling Enforcement Act)とそれに続くネッテラー創業者の逮捕、そしてアメリカでのネッテラー決済の凍結が、ネッテラーの経営に甚大な影響を及ぼしたことになります。
2006年に2億5730万ドルであったアメリカでの収入は、2007年には8400万ドルまで落ち込みました(それだけあるのも私は奇跡だと思います)。
アメリカ以外の地区では、2006年に比べて15%アップの6900万ドルとなっています。それでもアメリカの売上より少ないのですから、いかにアメリカ頼りであったかが分かります。
2007年のヨーロッパの収入は、28%アップの4170万ドル、アジアパシフィック地区が44%アップの1140万ドルとなっています。上昇率は大きいですが、まだまだ小さいです。今後はこれらの地区が伸びるかといいますと、私は懐疑的です。世界的にオンラインカジノ・オンラインポーカーブームは終焉に向かいつつあるからです。
なお、ネッテラーの貸借対照表によりますと、現金及び現金同等物(cash and cash equivalents)は、8080万ドル(1ドル=98円換算で約79億円)あるとのことです。ネッテラー(NETELLER)の会社規模を考えれば潤沢といってよいと思います。
巨額損失予想といっても、潤沢な現金があれば今すぐには問題ありません。
※現金及び現金同等物はキャッシュフロー計算書の概念(貸借対照表上は現金及び預金で両者は似ているようで異なります)ですが、原文がそうなっていましたのでそのまま表記しています。