2008年12月24日(水)の日本経済新聞夕刊の2ページ「ニュースの理由」に、「マカオ「カジノ景気」失速」というタイトルが踊っていました。
記事を要約しますと、「カジノ景気」に沸いていたマカオ経済が主要カジノ業績悪化で失速したとのことです。
さらに記事からです。
アメリカカジノ大手の「ラスベガスサンズ」の資金繰り悪化で高級ホテル4棟の建設が中止になり、現場で働く労働者11,000人が解雇されました。
「ベネチアン・マカオ」をオープンした昨年とは天と地ほどの違いです。サンズは、「新たな資金調達ができなければ借入金の返済は困難」と発表しています。
ちなみに、ラスベガスサンズの時価総額は現在約1,900億円と前年から95%も下落しています(日経ヴェリタス12/21~27日12ページ下段「株価52週騰落率下位10社)。
サンズの他にも地場大手「銀河娯楽集団」も、大型カジノリゾートのオープンを当初予定の2009年から2010年に延期しています。
2006年にラスベガスを抜いたマカオですが、今は「兵どもが夢のあと」という漢字でしょうか。
失速の理由の一つが、世界的な金融危機でVIPループの客が減少していることだそうです。ハイローラーがカジノを支えていますが、その屋台骨がいなくなってしまったということになります。
さらに中国政府によるマカオへの渡航規制が追い討ちをかけたとのことです。今まで無制限だった渡航が今年9月からは3ヶ月に1回だけとなってしまいました。中国の地方政府職員の間でカジノ資金を稼ぐため汚職が蔓延したのが渡航制限の理由とのことです。
このようにランドカジノが惨憺たる状況ですから、オンラインカジノはいわずもがなでしょう。
最近、オンラインカジノにも客が戻っているという話を聞きますが、オンラインカジノの場合は、アメリカでの規制強化もあって、全盛期には程遠い状態です。
これからも全盛期のような勢いは期待できないでしょう。