2008年を振り返って、私なりの重大ニュースをいくつか掲載させていただきます。
「重大」であって、「十大」ではないので、10個ではありません。
1.ケンタッキー州でカジノドメイン差押え
アメリカでは、インターネットギャンブル規制法(The Unlawful Internet Gambling Enforcement Act of 2006, UIGEA)だけでは不十分と考えたのでしょうか。
ついにカジノサイトのドメインを 差し押さえるという行動に出ました。
各カジノサイト(特にマイクロゲーミング系)は、危機感を持ちました。
TLD(トップレベルドメイン)を、.com(ドットコム)から.uk(ドットユーケー)や.eu(ドットイーユー)に「どっと」移しました(冬なのにお寒いギャグ、ご容赦)。
2.マイクロゲーミング、アメリカ市場から締め出される
マイクロゲーミング系オンラインカジノは、アメリカのオンラインギャンブルの行く末に危惧を感じたようです。
2008年11月には、アメリカ人プレイヤーの新規登録を一切禁止しました。今までは、州ごとに対応を変えていたのですが、インターネットギャンブル規制の強化を見て、早々に対応を行いました。
今後はヨーロッパ市場が頼りになると思いますが、アメリカ市場で失った果実を取り戻すことは困難なように思えます。
3.北欧でもUIGEAが広がる動き
2008年12月になって、ノルウェーとスウェーデンで相次いでUIGEAと同内容の法案が可決されました。
ヨーロッパはオンラインギャンブルに関して寛容かと思っていましたが、そうでもありませんでした。
オンラインカジノやオンラインポーカーのギャンブルサイトはほとんどオフショアなので、税金が入ってきません。
自国の利益にならないものは、なりふり構わず阻止するといった印象を受けました。国家のエゴといわれるものです。
エコが叫ばれていますが、実際はどこもエゴ丸出しです。
4.カルヴィン・エアー引退
ボードッグカジノを始めとするボードッググループの創始者であるカルヴィン・エアー(Calvin Ayre)氏が、2008年4月に引退を表明しました。
一つの時代の終わりを感じさせます。
5.botnet(ボットネット)による攻撃でサーバダウン
2008年2月に、Full Tilt Poker、Titan Poker、Virgin Games、Party Pokerがbotnet(ボットネット)による攻撃を受けダウンしました。
Full Tilt Pokerに至っては、2日間アクセスできなくなってしまいました。
The Shadow Foundationが追跡を試みましたが、botnet化したサーバは次々に閉じられ、新しいIPアドレスに移っていってしまいました。
以前からDDOS攻撃はあったのですが、最近は大掛かりなものは聞かなくなっていたので、私としては久々に驚きました。
番外.金融混乱で株価暴落
オンラインカジノとは直接関係ありませんが、挙げないわけにはいかないでしょう。
通年でダウ平均はマイナス35%、S&P500はマイナス39%となりました。S&P500の方が下落率が高いのは、金融株の比重が高いからです。ちなみにダウ金融株は、55%ものマイナスとなっています。
アメリカ以外の市場も散々でした。イギリスFTSEはマイナス32%、ドイツDAXはマイナス40%となっています。
日経平均はさらに下落幅が大きくマイナス42%となりました。
上海のマイナス65%に比べればまだマシといえますが、やはり日本は世界の投資家の間ではエマージング扱いなのだと思い知らされました。
東京市場では、外国人が6割を占めていますので、彼らの動向で大きく株価が動きます。
エマージング市場ほど外国人の割合が高く、また今回のような金融危機になりますと、彼らはすぐに逃げ出します。
だからこそ、ロシア約70%もの大幅なマイナスを記録してしまったわけです。東欧諸国もしかりです。
日本は、少子化で成長の見込みがありません。内需拡大が叫ばれて久しいですが、全く伸びていません。相変わらずの外需頼みです。その割りに排外主義が非常に根強いです。また異端を排除するムラ社会です。魔女狩りは平気で行われます。
私は、全く投資したいとは思いません。