ここでは、オンラインカジノ必勝法・攻略法の概観について説明させていただいています。具体的な手法についてお知りになりたい場合は、続きの「必見!オンラインカジノ必勝法・攻略法」をご覧願います。
(1)必勝法は存在しない
「オンラインカジノ必勝法」あるいは「オンラインカジノ攻略法」と謳うEブックなどの情報販売をご存知でしょうか。
サイト、ニュースレター、オークション等で盛んに「オンラインカジでの勝てる方法」などと宣伝し、巧みに全く役に立たない、ときには有害なインチキ情報を購入させる商売のことです。
ここで、考えてみてください。
もし本当に必勝法なり攻略法があるのであれば、なぜ公開する必要があるのかを。
本当に儲けられるのであれば、自分一人で秘かに儲ければよいのであって、なにもわざわざ赤の他人に教える必要など全くありません。
では、なぜ彼らはインチキ情報を販売するのでしょうか。
簡単です。彼らがその情報販売で儲けたいからです。それも儲けたい奴から儲けるのです。
儲けたい人間というのは、儲けたい一心で注意力が不足してしまっています。普通の人が胡散臭いと思うようなものも、なぜか神々しく見え、つい購入してしまいます。
購入後は、もちろん「こらっ、金返せ!」です。
もしかしたら不幸にも引っかかってしまった方もいらっしゃるかもしれません。でも、今後はどうか決して引っかからないようにしてください。
と申しますのも、彼らは一度引っかかった人間をカモだと思って、また悪の誘いを仕掛けてくるからです。一度Eブックなどの情報販売を購入すると、「今度はもっとよい情報はありますよ。」とニュースレター(オフラインの場合はダイレクトメール)で執拗に勧誘してきます。
彼らは、儲けられると思った人間は徹底的にしゃぶりつくそうとします。ですから、二度目以降は彼らからの悪の誘いは無視し、絶対に身ぐるみはがされないようにしてください。
(2)必勝法・攻略法の証拠???
情報販売で儲けようとする輩は、儲かったことの証拠として、画面のスクリーンショットや小切手のコピーをサイトにもっともらしく貼り付けたりしています。
証拠まがいのものがあると信じたくなってしまうのも分かりますが、冷静になって考えましょう。
画面のスクリーンショットについては、たまたま勝った、たまたま攻略法なるものが上手くいった、実は他人の記録だった、そもそも偽造だったなどが考えられます。
小切手のコピーについては、もっと悪質です。上記の理由の他、情報販売で儲けた分の小切手かもしれないからです。
自分が損した分を、別の他人のお金を巻き上げるのに使われるかと思うと非常に腹立たしくなります。
いずれにしても、そのスクリーンショットやらコピーやらによって、販売されている必勝法や攻略法の有効性が証明されるわけではありません。
(3)それでも必勝法があると思った方へ
それでも必勝法・攻略法があるのではないかと考えた方、藁にもすがりたい気持ちは分かりますが、立ち止まってゆっくり考えましょう。
必勝法・攻略法は、購入してみないと中身が分からないですし、たいてい値段も20,000円~30,000円あるいは100,000円くらいと高価なので、素晴らしい情報が入っているのではないかとついつい期待してしまいます。
ですが、実は販売者は中身が見えないことを巧みに利用しているだけです。
よく考えてみましょう。カジノが損害を被る(プレイヤーの利益はカジノの損失)ことを放っておくでしょうか。
そもそもカジノゲームには、ハウスエッジ(控除率)がビルトインされています。ですから、カジノは、個々ではなく総体としてのプレイヤーの賭け額が多くなればなるほど儲かる仕組みになっています。
つまり、プレイヤーは誰かがたまたま勝つことはあっても、プレイヤー全体では理論上、必ず負けることになります。
もし必勝法をプレイヤー全員が使えばどうなるでしょうか。
必ず勝てるのですから、プレイヤー全員が勝つことになります。しかし、ハウスエッジがビルトインされている以上、それはあり得ないことです。
必勝法・攻略法なるものが、いかにインチキであるか、お分かりになられたことと思います。
たいてい、このテの必勝法・攻略法は、マネーマネジメントシステムかはたまた以下に述べるボーナス奪取です。
マネーマネジメントシステムについては、マーチンゲール法を始めすべてのシステムがハウスエッジを凌駕することは絶対にありません。
ボーナス奪取については、後述します。
(4)本当に儲かるとすれば・・・
巷に出回る必勝法・攻略法はインチキ、まがい物なのですが、理論上、本当に儲かる方法もないわけではありません。
私は情報販売する気は全くないので、ここに公開させていただきます。
(4)-1 ブラックジャックにおけるカウンティング
ブラックジャックは一度使ったカードは使われない非独立事象のゲームなので、場に出たカードをカウントすることによって期待値を100%以上にすることが可能です。
方法はいくつかありますが、話がそれますので、ここでは詳しくはふれません。
ランドカジノの場合、出たカードを頭で覚えなければならいため、たいへんです。しかし、オンラインカジノの場合、メモすることが可能なので、カウンティングで大儲けできそうだと思われるかもしれません。
しかしながら、まず期待値が100%以上になるといっても、1%とか2%とかだったりします。次に、これが大事なのですが、オンラインカジノの場合、毎回シャッフルすることが多いです。
つまり、カウンティングの意味がなくなるわけです。さすがにカジノもバカではなく、対策をきちんと講じてきています。
ちなみにランドカジノの場合、カウンティングをしていると放り出されて出入り禁止になるか、またはフラットベットでのプレイを余儀なくされるそうです。
※Wizard of Oddsによれば、ボスメディアのシングルデックブラックジャックは、プレイヤーエッジが僅かですが生じます(期待値が100%以上になります)。
(4)-2 ボーナス奪取
オンラインカジノの場合、新規登録するとサインアップボーナス(ウェルカムボーナス)をもらえることがほとんどです。
既存プレイヤーもカジノからボーナスオファーが届くことがあります。
そのもらったボーナスを使って、確実に儲けようというのがこのボーナス奪取です。
ボーナスをもらうと最低賭け額条件(Minimum Wager Requirement)が課されます。最低賭け額条件は、(購入+ボーナス)×15倍などで提示されます。
この最低賭け額条件を、ハウスエッジが低く、損益のボラティリティが低いゲームでクリアし、ボーナス分を確保しようとします。
この際よく使われたのがブラックジャックとジャックスオアベタービデオポーカーでした。これら2つは、除外ゲーム以外のゲームの中で最も最低賭け額条件クリアに適したゲームだったからです。
数年前は、たとえば最低賭け額条件が(購入+ボーナス)×5倍などという信じられないくらい甘いカジノもありました。
しかし、現在では、こういった行為はカジノはボーナス乱用と考えているらしく、防止策を講じています。
ブラックジャックとジャックスオアベタービデオポーカーを除外ゲームにしたり、あるいは寄与度を小さくしたり(たとえばブラックジャックでの賭けは5%としかカウントしない)して、ボーナス奪取を防いでいます。
(4)-3 プログラムの不正をつく
ごくまれにですが、プログラムにバグがあることがあります。もしこういったバグを発見した場合、プレイをやめて速やかにカジノに連絡しましょう。
バグをついて勝った場合、勝ち金は没収されてしまうからです。正当にプレイした場合でも、勝ち金を没収される可能性がないわけではありません。
滅多にあることではありませんが、プログラムの不正をつくという方法は、絶対にお薦めできません。
また、ロボット(自動化されたプログラム)でプレイする方法もあるようですが、これはプログラムの不正をつくとかに関わらず、やめておいた方が無難です。ロボットプレイを認めないカジノが圧倒的だからです。
もちろん、自ら不正をしたりするのは問題外です。
以上、3つ見てきましたが、確実に儲かる方法というのは、カジノによって封印されています。ですから、もし自分が確実に儲かる必勝法・攻略法を編み出した場合、誰にも暴露することはありません。
もし他人に暴露すれば、すぐにカジノに知れ渡り、防止策を講じられてしまうからです。この意味でも、巷に販売されている必勝法・攻略法がインチキであることがお分かりになるかと思います。
(5)乱数発生装置の特性をつく方法はどうか?
確実に儲かるかどうかは分かりませんが、乱数発生装置の特性をつく方法があります。
これは、主にルーレットを対象として行われます。
たとえば、まず200回程度スピンして0から36の出現状況を記録します。次にもし1回も出現していない数字があれば、その数字に連続して賭けます。35回以内に当たれば儲けが出るということになります。
この方法は、乱数発生装置(RNG=Random Number Generator)により、必ず少なくとも何百回の間にすべての数字が出現するという仮説を根拠としています。
乱数発生装置は、ある数値(たとえば今現在の時刻)を元にして、その数値に一定の算式を施して、乱数を発生させます。
乱数である以上、出鱈目な出現の仕方をするわけで特定の数字が連続して出現してもおかしくはありません。ところが、逆に全く出現しない数字があるのもおかしい話だということです。
私も興味深いと思ったのですが、結局いつ出現するかは分からないのです。未来のことは誰も予想できない、過去から未来を予想はできないのです。
この方法を聞いて思い出したのが、日本競馬投資協会が開発したゴールドラッシュ法と呼ばれるものです。
たとえば、単勝1番人気は年間でだいたい35%程度の出現率があります(この数字自体は毎年ほぼ同値です)。そして、1日12レース単勝1番人気が出現しなければ、これは特異日であり、翌開催日には90%以上出現するというものです。
単勝1番人気は平均オッズ約2.1倍という低オッズなので、追い上げ法で賭けていき不的中が続きますとたいへんなことになります。
その点、この乱数発生装置の特性をつく方法は、当たれば36倍なので、パンクという恐怖はないと思います。もっとも有効性については疑問ですが。
(6)オンラインカジノ以外にも
以上、オンラインカジノにおけるインチキ必勝法・攻略法について述べてきました。
ですが、他の世界にもインチキ必勝法・攻略法があります。典型的なのは競馬です。馬券予想サイトが氾濫していますが、もし的中して儲かるのであれば、絶対に赤の他人に教えることはしないはずです。
特に競馬の場合、他人の取り分が増えると自分の取り分が減ってしまいます。馬券で儲かるには、他人に損してもらうほかないのです。
オンラインカジノ、競馬の場合は、それでもまだ胡散臭さが明白なので、まだマシな方です。
インチキ必勝法・攻略法は、株式や外国為替証拠金取引(FX)などの世界でも販売されています。
意外に騙されやすいのが、外国為替為替証拠金取引(FX)です。というのは、高金利通貨のロングポジションを維持しているだけでスワップポイント(利息みたいなもの)が毎日入ってくるからです。
これを巧みに利用して、「毎月**万円の収入が得られる。」(年利30%とか)などと宣伝して、ボッタクリEブックを販売しています。
冷静に考えてみましょう。年利30%という数字は異常に見えないでしょうか。
実際カラクリがあって、たとえば6%の金利差がある通貨のロングポジションを維持し、5倍のレバレッジをかければ、年利30%を達成してしまうわけです。
これを素晴らしいと思った方は、かなり危険です。
レバレッジ5倍というのは、自分の資金の他に4倍の借金を背負っているのと同じです。株式の信用取引でさえ3倍なのに、5倍はかなり危険です。ロングポジションを維持している通貨が20%下落したら、全額が丸々損失となります(その前に恐怖のマージンコールがかかるでしょう)。
レバレッジをかけるのは、私はお薦めできません。
株式や外国為替為替証拠金取引(FX)の他にも、稼げるサイトや稼げるメルマガを作る方法などがボッタクリEブックとして販売されています。
これらも同じ穴のむじななので、徹底的に無視するのが賢明です。情報販売している人間は、情報商材をせっせと購入している人間から儲けているのですから。くれぐれも彼らの信者とならないようにしてください。